くるくるり ポタ日記

自転車に乗って何を感じる ~No bike No life~

明日からいよいよ・・・

ただいまの時間・・・・0:25(眠)

変な時間に寝てしまったので、こんな時間にブログを書こうと^^

(長文になります)



思いおこせば、激動の一年だった。

2009年1月、当時出勤していた会社での話し。

朝、いつもと変わらない職場・・・仕事でいつものように会社を後にする。昼、成果について、仕事仲間と上司と昼飯を食べながら話をしていた。



その時、一本の電話が鳴った。

電話の雰囲気から、何かいつもと違う上司の口調。






上司「・・・」






上司「すぐに会社に戻ってきてくれってさ。」





少し重たい口調で上司は言った。この時、みんなはうすうす気づいていたのかも知れない。だけど、誰もそのことを言おうとしなかった。

車を高速道路に乗せ、本社へと向かった。

会社へ着くと、部門長が「会議室へ行ってくれ。」と自分たちに急いで向かうよう指示した。

会議室へ向かうと、入り口に入りきれないほどの社員でごった返していた。もうここまでくると、分かってしまった。

会議室奥に社長、並びに役員・・・


「申し訳ない・・・」


異様だった。もちろん見たことのない風景だ。社長が社員に謝るなんて。

この時、会社が「倒産」したことを告げられた。

だけど、実感はなかった。ショックを受けることもなかった。

ただ、家族やお客さんのことを思うとヘコんでしまった。

心配をかけて申し訳ないという気持ちと・・・

どうやって「倒産」のことを伝えればいいんだろうという不安な気持ち。

その気持ちを思ってなのか、即座に会社ではマニュアルが発行され、それの通りにお客さんへ伝えるよう指示が出た。

重たかった・・・本当に受話器を取り上げる手が重たかった。

アポ取りから訪問・・・

謝罪をすると、私のお客さんは、お客さん自身のことよりも、私自身を心配してくれた。この時は、本当に嬉しくて、良いお客さんに巡りあえたことに感謝した。

嫁に電話すると、「これからどうなるの?」の一点張り。

正直、自分もこの先どうなるかは分からなかった。けれど、心の中は「うわ~、最悪や~。」とか、全然そんな気持ちはなくって、逆に「これが何かの良いきっかけになる。」と持ち前の変なプラス思考で考えていた。今思ってみると、不安な気持ちを抑えるために、そう思っていたんだろうなと思う。

そして、会社やお客さんのことも一段落した時に、「このままだったら将来、家族が食っていけるか分からない。」と考え、嫁に相談。

2009年3月末をもって、お世話になった会社を退職した。今でも思うけれど、本当に人に恵まれた良い会社だった。






「倒産」の話から一転・・・今度の職は試験を受けなければならなかった。3月から6月まで、一日に多いときで12時間勉強した。平均すると7時間くらい。たった4ヶ月だけど、これはしんどかった。

大学の試験とはプレッシャーが全然違った。なにしろこの試験には人生がかかっていた。だから、これまでにないくらい必死で勉強した。人と会うことも、遊ぶことも、ほとんど抑制して、飯の時間と保育園へのお迎え以外は勉強時間に充てた。

家族の協力も得て(これに一番感謝!)、なんとか試験に合格!

晴れて今日から、仕事を再開します!




あっと言う間だった一年・・・激動の一年。合格してなければ、今は自転車にも乗っていなかっただろう。「時間があるんだったら、自転車乗れば?」という嫁の一言がなければ、ダイエットにも成功しなかっただろう。

支えてくれた方々、本当に感謝してます。

ありがとうございます。

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新潟県 久比岐自転車道 ここは・・・絶対に・・また行く。

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長野県 善光寺 今度は名古屋から自走で(笑)

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愛知県 奥矢作湖 この時が初めてのヒルクライム矢作川沿い、オススメです~^^

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三重県 二之瀬峠 今でも大変お世話(いじめられている(笑))になっている峠であります