神子ツーリング180km その1
自転車旅を決めた日から、この日がやってくるのを待ち望んでいた。仕事を頑張る理由だったことは言うまでもない。右脚の痛みがあろうがなんとかなるさ。そう思うくらいに、この自転車旅を楽しみにしていた。
そして、とうとうこの日が来たのだ!
夜、目が覚めると雨が降っている。雨音が聞こえる。0515起床。右脚の痛みはなんとかしのげそうだ。時折、強く降る雨に集合場所まで来るまっさんを案ずる。
0630に自宅を出て、サイクリスへ。
明日にまたここへ無事に帰ってくることを祈念して0645出発。しばらく雨の中を進む。まっさんは初めての自転車旅。安全第一で進んでいく。
サドルバッグはオルトルーブL
フレームバッグはアピデュラS
荷物などの準備は万全だ。
木曽川堤防に出て、魔界大橋からクレール平田、牧田川を北上して関ヶ原へ。
うお、、、蒸し暑い。すでに2人は汗だく。こんなのリュックを背負っていたら、ビショビショだろうなあ。自転車旅において、荷物はなるべくバッグに入れていくべきだ。
琵琶湖までは島島島ルートで。途中のファミマで水分補給をする。500mlのボトルだと小さいかと思ったけど、水分がなくなるとコンビニに立ち寄るので、ちょうど良かったかもしれない。とりあえず、熱中症だけは避けねば。
天気は曇り時々晴れな感じ。南寄りの風。つまり追い風!これは、ありがたかった!琵琶湖イコール向かい風という方程式が崩れ去ったよ。琵琶湖畔を気持ちよく快走していく。
思わず、サイコー!!と声が出る。すると、後ろからもサイコー!!と。仲間がいると喜びを共有できるのが素晴らしい。いや、1人なら1人でも楽しいんだろうけどね。いろんな景色を眺めて思いを語りながら北上して、賤ヶ岳へ。
しばらく景色に見とれていた。何度か通った道だけど、今日は違った感動があった。その余韻に浸りながら、あーだこーだと話をする。なに!?コーラが飲みたいだと。水を飲んでおけい、まっさんよ。
しょーがないので下って、あぢかまの里でコーラを補給。水分補給をこまめにする。気温は上昇。30度以上なのは間違いない。したたる汗。顔をつたってフレームに落ちる。登りになると滝のように流れてくる。汗止めバンドが欲しい。
国道303号からマキノへ向かう。メタセコイア並木を経由。
こうやって立ち止まって写真を撮りながら進んでいく。今日はレースではない。ふと、この景色を見て、この場所でロードレースを開催したらいい写真が撮れそうだと思った。
少し進んで、休憩。
マキノ茶ジェラート シングル400円
コーンにこんもりとジェラートをのせてくれた。お姉さん、ありがとう!美味しい補給をして福井県へと向かう。
高島市から国道303号に再度突入。峠越えの道だけど、路面はきれいだし交通量も多くないので安全に走ることができた。このあたりから、後ろのまっさんの状態を確認して、ペースを落とした。
下りになると元気になるまっさん。おーい、めっちゃ飛ばしてるやん!右折のルートなんだけど、声が届かない。ちょうど、右折して県道に入るポイントで止まってくれたので事なきを得る。
そして、この県道、、、
サイコーな道でした。
ひたすらまっすぐ伸びる道。
しかも追い風。
踏まずともスピードに乗る。
ギアを落とせばもっと加速するんだろうけど、なんだかもったいなく感じたので35km/hほどで。
交差点で、ふと立ち止まって後ろを振り返ってみた。
車がほとんどこない素晴らしい道。
このルートは来年のために覚えておこう。
しかし、この道はさらなる素晴らしい景色のための序章だったとは、、、
トンネルを抜けて峠を越えると、、、
日本海だーーーーー!!!!
とうとうここまで来た!
海が見えただけなのに、なんなんだろう、この気分は。車に乗って釣りに来たときに見る日本海とは明らかに違う。
道路の橋から恐る恐る顔を出して見下ろすと、海の底まで透けて見える。視線を上げると、遥か彼方に水平線が見える。そう!まさにこんな景色を目の当たりにしたかった。まっさんと2人、その感動を共有する。居てくれてよかった。
それから海岸線のアップダウンを抜けて、ファミマで買い出しして、本日のお宿へ。
お宿に着くと、シャワーで汚れた自転車を洗った。自分もたいがい汚れているけど、自転車を丁寧に洗った。まっさんも同じようにしていた。
冷房の効いた部屋に入り、ゆっくりする間もなく風呂へ。男2人、裸の付き合い。まずは、着ていたジャージなどをゴシゴシ洗う。
湯船に浸かると、、、ああ〜ええわ〜。と声が漏れてしまった。
風呂から上がって、部屋でのんびり談笑タイム。
しばらくしたらご近所にサイクリングへ。
海水浴客がちらほらいる漁港という感じ。実はここには3年ほど前に親族でやってきたことがあって、子どもたちを連れて海遊びしたときの印象が強く残っており、また来たい!と思っていたのであった。
当時は、その場所に自転車仲間と自転車旅で来れるなんて思っていなかった。でも、確かにこの場所にいる。
そして今回、、、まっさんに味わってもらいたかったのが、、、夕飯!
あらかじめ、まっさんにはこのお宿の夕飯はボリューム満点だから覚悟しとけ!と伝えてあった。
お宿の食事処へ向かうと、、、
相変わらず、凄まじいボリューム、、、
ちなみに、料理は一部しか撮っていないけど、他にも海の幸ならではの豊富な食材を用いた料理がたくさん並べられております。
さらにこの後、ガシラの山賊揚げ、サザエの混ぜご飯、白米、、、甘いものまで!
もちろん、全て平らげました、、、私が。
さすがにお腹ぱんぱんです、、、
まっさんは舟盛りで腹一杯になり撃沈。トドのように畳に寝っ転がっていた。まー、こんだけ食べられる人は限られるかな。
部屋に戻り、まっさんと今日通ってきた道や、その他いろんな話をして21時には就寝。
あー、今日はよく走ってよく食べたなー。
明日は朝から海に入るぞ。