シロッコ35mmの評価
scirocco35mmを導入してから、およそ4年6ヶ月もの間、使用してきて、、、
買ってよかった!というのが、総評価として挙げられます。
私の主観となりますが、以下に詳細を記します。
まず、買ってよかった!と思える一番の理由は、その【コストパフォーマンス】です。当時の購入金額は30000円ほど。
私は、冬季期間以外、ジョニートレーニングや仲間との練習で、このホイールをハードに使用してきました。
今までの修繕履歴としては、
購入して6ヶ月で、ハブのベアリングにサビが発生(雨中走行したからだと思われる)
よって、ベアリングをセラミックベアリングに交換。
以降、4回程度のフレ取り(フロント、リア各2回ほど)
さらに、スポークの破損2回(フロント、リア各1回)
こんな感じです。おそらく、通常のサイクリングであればもっと修繕回数は減るだろうと思われます。(あくまで主観ですが、、、)
次に、シロッコ35mm(ジョニーさんによるチューニングあり)の特筆すべき点についてです。
【スプリントの伸び】
これは結果としても表れております。平田クリテC1優勝、AACA1-2優勝と勝利をもたらしてくれたのは、このホイールです。加速はともかく、スプリント時の伸びは非常に気持ちいいです。一旦スピードに乗ればホイールの慣性も相まって、加速していきます。
【高速巡航が容易】
リム高による空力のよさは、、、正直よくわかりません。が、シャマルウルトラと比較して、リムに重量があるため、一旦スピードに乗れば速度維持は容易だと感じました。長年使ってみてクリテリウムでも十分戦えるホイールだと分かりました。
逆に、このホイールが苦手とするところは、
【ヒルクライム】
重量があるため、苦手とする場面は登りです。特に、登り返しのある場面では、登りに入った途端にズシっと足にきます。当方、身長185cm体重80kgであるため、ズシっとくる感じはより鮮明に捉えております。しかし、二ノ瀬のタイムトライアルで20分08秒を叩き出したときのホイールはこのシロッコでした。身体のコンディションの影響もあるかもしれません。重いホイールは不利である、とはゴキソのホイール然り、一概に言い切れないのかもしれません。
【加速はもたつく感じが、、、】
シャマルウルトラやレーシングスピードXLRと比較して明らかに分かる違いはココです。平田クリテのような立ち上がりが何度も出てくる場面では、出だしで一歩遅れます。ストン、と踏み下ろせません。グリッとチカラを込める必要があります。逆に、上記2種類のホイールは加速力がバツグンだと認識しております。
自分としては好きなホイール。
ジョニーさんのチューニングが入って、よく回るホイールに仕上がってます。