【愛媛 瀬戸内ツーリング】その3
8月13日(日) 久万高原町〜松山市〜今治市〜しまなみ海道 215km
0500起床
あ、またヒグラシの鳴き声で目が覚めた。なんて心地いいんだろう。しばらく、ボケーとしたあとに朝ごはんを食べる。必要のない荷物は段ボールにまとめて自宅へ発送。この手続きを両親にお願いして、0600に出発。
国道まで出たら、三坂峠へ向かう。
早朝の久万高原町は国道といえども、交通量は少なく走りやすい。登り基調の道をアップをかねて、回転数高めで回していく。
三坂峠に到着
ハアハアと苦しそうに登ってきたローディーと挨拶を交わす。おはようございます!というと、ニッコリ笑って下っていった。ラップボタンを押していたから、タイムアタックしていたんだろうな。約13kmのヒルクライムは長いけれど、重い荷物がなければ一度やってみたいものだ。
下って、松山市内へ。
このあたりは見慣れた風景だ。
道後温泉や坊ちゃん列車を見ると、自分が今、愛媛県にいることを実感する。
労研饅頭本店
前回来たときには、つぶあんやこしあんという無難な饅頭をチョイスしたので、今回は他の饅頭にチャレンジ。
チーズとレーズンを購入し、早速食べてみると、これが当たりだった。チーズは饅頭の中に濃厚な味わいが広がって、レーズンはさっぱりとした甘みが口の中に広がる。二つとも美味しかった。
気分よく美味しい補給をして、松山観光港へ。
松山観光港に到着するが、相方の到着まで時間があるようだ。
愛知県から遠く離れた四国、愛媛県で合流するのは、、、
なんと! 「まっさん」である!!
わざわざ広島から駆けつけてくれて一緒に走ってくれるのだ。
しかもありがたいことに、大三島で一泊する予定に乗っかってくれた。
一緒に走らなければ、このツーリングの楽しみは半減しただろうと気づいたのは、帰りの新幹線の中だった。
まっさんが乗ったフェリーが到着し、無事に合流。挨拶もそこそこに、海岸線を北上していく。すると、左手に瀬戸内海に浮かぶ島々がよく見え、思わず「最高やな!」と。背後からも「サイコー!」と聞こえた。
共感する喜びはツーリングならでは。
しばらく進んで国道から離れて休憩。
ふと海に目をやると、、、瀬戸内海ってこんなにも青い海だったのね。
沖縄に行かずとも青い海・青い空はココにもある。
ここに来るまでまったく気づくことはなかった。
来年もまた来たい!!と、この景色を見て強く思った。
今治市に入ると来島海峡大橋が視界に入ってきた。こんなにも大きな橋なのか、、、
橋の上からの景色に期待感を寄せつつ、まずは補給。
地アナゴ丼をほうばり、あっという間に完食。
おなかが空いていたのもあるけれど、プリップリッとした食感で、タレがからんだアナゴとごはんで箸が止まらなかった。
しまなみ海道へと入っていく。
そして、少しづつ標高を上げていく。
橋の上に着いたとき、背筋がゾクゾクした。
なんて気持ちいい風、、、
なんて素晴らしい眺めなんだろう、、、
瀬戸内海に点在する島々がいくつも、いくつも、、、
亀老山展望公園へ
脚が削られるほどの勾配である坂道を登る。
ここに来た理由はひとつ。
藻塩ジェラートうまし!!
あと3杯くらいはイケた。甘しょっぱいものって、運動中だとこんなにも身体に染み渡るのね。
下って、まっさんを牽いていく。
向かい風だけど30km/hは下回らないように。
島を周ってみたいと言っていたまっさんのために、比較的(?)小さな島である伯方島を巡る。しかし、、、舐めておりました。ひとまわりするのに結構な距離だった。けれど、島の住民の生活を観察できたのでヨシとしよう。
地元の人に話を聞くと、今日は涼しいほうなんだと言う。
確かに陽射しは暑いけれど、風は涼しい。海風だからなのかな、熱風じゃないのは。
しっかりと水分補給。コレ大事。まっさんと飲んだコーラが、たまらなく美味しかったよ。
大三島、生口島を快走していく。基本的には海岸線沿いのルートで気持ちいい。
しまなみ海道って、こんなにもアップダウンがあるんだなあと走ってみて実感した。
これは、体力がないと片道走るのさえも難しいだろうな。
でも、そんな道を女性グループが走っていたりして、、、すごいな、ちゃんとトレイン組んでるし(笑)
まっさんに所用があったため因島へ。
そういえば地アナゴ丼食べてから何も食べてなかったなー。
さあ、補給補給!
あー、なんも言えないやー、、、
ウマー!!!!と心の中で叫んでおいた。
これと、「はっさく大福」で補給。大きなはっさくまるごと一粒、これもウマー!!でした。
さすがに少し疲れてきたので、まっさんに牽いてもらった。
後ろは快適すぎるよ。これじゃ練習にならん。
まっさん、めちゃラクしとったんやな!
宿に到着。休むヒマもなく、とりあえずお風呂お風呂。
アットホームなお宿で、お風呂のある施設まで車で送ってもらった。
しかしながら、ご高齢なじーさんが運転する後部座席は落ち着かない(笑)
だって、めっちゃスピード出すんだもん。
きれいさっぱり風呂から上がると、もう夕暮れの時間だった。
今日は、たくさん走ったな。浜辺を歩くまっさんをパシャリ。
海、島、夕暮れって、なんでこんなにも胸にグッとくるんだろうか。
ずっと見ていたいと思った夕暮れだった。
宿に戻り、夕飯の時間までまっさんとキャッキャウフフな話をする。
オコゼのお刺身、ガシラの唐揚げなど、地元の海の幸をこれでもかと振舞われた。
夕飯はお腹がはち切れんばかりに食べました。
白米も美味しくて、4杯はおかわりしたかな。
それでも、今日の消費カロリーには追いつかないけれど。
お宿の人から地元の話を聞いたりして楽しい時間を過ごしました。
まっさんがトドのように一階のソファに座ってテレビを観ていたので、ひとこと言って地元の酒場に行って、広島の日本酒と枝豆をいただいた。
就寝は23時。
今日という日をもう一度繰り返したい
そう思えるほど楽しく、思い出深い1日だった。
きっと、ひとりならこんな風に思わなかっただろう。
仲間と一緒に走れることに感謝です。