ツールド新城 キングオブエンデューロ優勝
25日土曜日 2時間 28周回 4位
26日日曜日 3時間 43周回 1位
計71周回
合計周回数トップの71周で、優勝しました。
とりあえず結果報告です。
灼熱のエンデューロは気持ちが切れたらおしまいですね。
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時系列にて。
0430起床
よく眠れた。昨日は20時に就寝したから8時間くらい眠れたのか。身体は、、、昨日のストレッチが効いたのか、あまり張りがなくていい感じ。
昨日と同じように卵マフィンを準備して、いつものように神棚に朝の挨拶をして、5時出発
車を運転しながら、今日の作戦をイメージする
レースはおそらくサバイバルレースになる
暑さと疲労でどんどんと体力が削られていくんだろうな
そうなってくると、後半にどれだけ余力があるかが勝負の分かれ目だなと思い、序盤のペースは抑え気味にして、ラスト1時間で絞り出そうと思った。
暑さと疲労で、必ずレースを降りたくなると思うので、その気持ちを乗り越えるイメージもやっておいた
0640に到着
うお、蒸し暑い、、、
10分くらい仮眠してから、自転車を準備
0730から0830まで近場でアップする
この辺りはアップダウンがあって気持ちよく走れる。知らない土地にせっかく来たんだからと、実走でアップする。
3時間のレースだから、熱中症対策で水分を身体に溜め込むこととし、前日からカフェインを控えておいた。
ドリンクボトルは2本。補給は一切認められない。
1時間30分でボトルを1本飲むくらいのペースで考えて飲むようにする。
0915レーススタート
愛三の選手がガッツリとペースを上げる。とにかく辛抱してついていくしかない。前日1位だったナラ選手の位置だけ、しっかりとチェックするようにする。
登りはアウターで駆け上がっていく
下りからの上り返しなので勢いをそのままにペースを維持する
1時間経過
愛三の選手はすでに後方にいて、11人くらいの先頭集団が形成されていた
その中には3時間エンデューロの選手もいたりして、キングのソロの部は私を入れて3名だったかな
1時間30分経過
そろそろ疲れが見え始める頃
登りでナラ選手の顔を見てみるときつそうだった
先頭で前を引こうとするが、飛び出してしまう始末
1時間40分経過
登りで遅れ始める。ついていかないといけないのは分かっているんだけど、先頭集団からとうとう千切れてしまい、一人旅の開始
この辺りでおそらくペースがガクッと下がったな。おそらく1周5分くらいに下がっていた。
2時間経過
日差しが容赦なく照りつける
ドリンクを飲む場所を決めて一口ずつ貴重な水分を口にする
カフェイン入りジェルを投入
ゴールラインを通過したときにMCの声が聞こえた
「先頭集団が、集団ではなくなりましたねー」
一瞬、えっ!?と思った
細切れになって走っているんなら、まだ追いつけそうだなと気持ちが盛り上がってきた
ここでもういちどカフェイン入りジェル投入
きついけどここまできたら、回せるだけ回してやろうと思った
明らかにケイデンスが上がった
しばらく周回数を重ねていると、前日1位のナラ選手が路肩に止まっているのを見た
通り過ぎて、まだこの選手を2回抜かさないといけないと気合いを入れた
残り30分くらいだったと思う
ナラ選手をラップして、もう一度ラップすればいけるか、というところまできた
MCの人が、私の名前を呼んで「●●選手、このままいけるか!!?」と、はっきり聞こえた。
このままいける?いけるってどういう意味だ?
すぐに答えが出なかったけど、周回していくと分かってきた
沿道からいただく声援と声の抑揚から、優勝に手が届きそうな位置にあることが分かった。
残り時間が少なくなっていくにつれて、ペースを上げてやろうと思った
登りは頑張り過ぎないようにして、下りと平地はペースを上げる
特に体重のある私は、下りでスピードに乗れれば、高速を維持できるので有利だった
同時に落車に気をつけて走った
遠くに見えるゴールライン
きっちりと自分のレースを終えたかったので、スプリントしてゴール
きつかったけど、苦しみと同時に快感だった
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フラフラになって車に戻り、クーラーボックスから冷水を取り出し、顔から全身にかぶる。最高に気持ちよかった。
バナナを食べたりしてしばらく休んでたら、エルドラードのハギワラくんが結果を教えてくれた。
優勝だってさ、、、
はは、、ホンマかいな
リザルトを見て確認。自分の名前が一番上にあった。
優勝したよ。ありがとう。
嫁と娘に真っ先に連絡を入れて、ジョニーさんにも報告
すごく喜んでくれたみたいで、よかった
優勝の表彰台に上がるのは初めて。
T-Carsの人達に祝福をいただきながら、慣れない表彰を受けた
首にメダルをかけてもらう
こんな瞬間は初めてだった
全てが貴重な体験となった
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今までやってきたジョニートレーニングの結果がようやく現れた
苦しいトレーニングも結果が出れば、その苦しみは吹き飛んでしまう
でも、結果が出なくても腐ることはない
ジョニートレーニングで一歩ずつ前に進んでいるのが実感できるから
出来なかったことが出来るようになっている
今回のレースで頭に浮かんだのは、ツールド沖縄とジョニーマンツーマントレーニングだった
ツールド沖縄の方が苦しんだ
ジョニーマンツーマントレーニングの方が苦しかった
それに比べたら、、、と思うと、気持ちは折れることはなかった
トレーニングよりレースの方がいいと何度思ったことか
「一度全てリセットできる?私のトレーニングメニューやったら、強くなれるよ。」
「やる?やらない?どうする??」
4年前に、やります!と言ったのは鮮明に覚えている
トレーナーでもあり、メンターでもあるジョニーさんを信じてやってきた結果だと思う
そう思うとジョニーさんと二人で獲った優勝だろう
これからも淡々と頑張るよ。
嫁と娘には、いつも自転車ばかりの父親でわがままさせてもらってありがとうと伝えたい。
今日は少し良いビールで乾杯しました。
明日にでも親へ報告したいと思います。喜んでくれるかな。
疲れたので寝ます。おやすみ。