【愛媛 瀬戸内ツーリング】その1
8月11日(金・祝)
久万高原町〜安居渓谷 95km
大阪の実家を出発して、およそ6時間で父親の実家に到着。ここは愛媛県久万高原町のとある集落。子どもの頃から何度も来ている場所。虫は多いけど涼しくて大好きなところだ。川遊びに夢中になるほど、きれいな川が流れていて、親族みんなで来た楽しい思い出が蘇ってくる。
まずは、真っ先にお墓に手を合わせる。
それから、父親の実家へ。
父親の実家にはこんな釜がある。
この釜で炊いたお米が、また美味しいんだよな、、、
美味しいごはんを食べるために、今日も走るぞ。
その前にやるべきことをやってから。
玄関を開け、お家に入るとカビ臭い、、、。早速、窓を開け放って風を通す。さらに、扇風機を3台フル稼働して、とにかく家の中のジメっとした空気を外に追い出す。
掃除機かけ、床ふきを済ませる。雑巾はすぐにまっくろになってしまうほど床が、、、。両親と手分けして、手際よく家中を掃除していく。
掃除が終わったら、隣家にご挨拶。
しかし、お留守のようだったので、また後ほど伺うことにした。
さあ、お昼ごはんだ。
先ほどの釜で炊いたごはん。
箸が進んで、4杯ほどおかわりした。
朝は軽めだったし、これから走るからまあいいか、、、
昼ごはんを食べていると、震えてしまう指先。
明らかに睡眠が足りないからか、身体のリズムが狂っているんだろう。
街の喧騒から離れて、ゆっくり過ごすためにここに来たんだから、リラックスしようと横になって目を閉じたら、すぐに眠れた。
1時間くらい眠っていたかな、、、
1230くらいに起きて、隣家にご挨拶してから、自転車の準備をして出発。
標高があるので、それほど暑くなく快適に走れる。
しばらく進んで、道の駅みかわを通り過ぎて、分岐点へ。
県道212に入り、面河渓方面へ。
車はほとんど通らない。
視界いっぱいに広がる山々の深緑と川を流れる心地よい水の音が、この場所にいることを教えてくれている。
本当に気持ちいいルートだ。
こんなルートを誰かと一緒になって、走ってみたいと思う。
国道494に入る。
トンネルを抜けて、恐ろしく澄んだ川を横目に下っていく。
思わず、見とれてしまうよ、、、
なんて、うらやましい環境なんだ、、、
下りきって小さな集落を抜けたら、そこから登り基調。
じっくり登っていく。
急ぐ必要はないのだ。
ツーリングなんだから。
今回の目的地の安居渓谷に到着して、下に降りてみると、、、
仁淀ブルー!!キタコレーー!!!!!
ナニコレ!?すんごい透き通ってるやん!
透明度ハンパない。
周りには他の人もいて、子どもが気持ち良さそうに泳いでいる。
せっかく来たんだからと、シューズとソックスを慌てて脱いで、河原の石に座って、両脚を川に入れてみる、、、
これは、ええやんかー、、、
とびきり冷たい川の水、、、ということではなく、ほどよい水温。これなら長く浸かっていられる。
脚だけでは物足りない。
アームカバーをつけた腕ごと、川の中へ。
これもまた、ええやんかー、、、
流れる汗が、少しだけおさまったような気がする。
もっとゆっくりいたかったけど、時間の都合とアブの集中攻撃のために早々と退散。
くっ、、、後ろ髪を引かれる思いとはこのことか。
それから、家路に着く。
とりあえず南下して、国道33へ。
このあたりから向かい風。しかも、登り基調。けれど、身体がイイ感じに動くようになってきたので、ここからアウターに入れて踏み込み30km/h以上で巡航。
移りゆく山々の風景が目に飛び込んでくる。
記憶に残るだろうから、わざわざ写真に撮らなくてもいいかなと思ったけど、忘れてしまいたくないので、止まって写真撮影。
これもツーリングの楽しみのひとつ。
1700すぎに、お家に到着。
「お風呂が沸いてるから、入ってきなさい。」
父親がお風呂を沸かしておいてくれた。
きっと自分が汗にまみれて帰ってくるだろうからと、沸かしておいてくれたのだ。ありがとう。
夕飯は七輪を使って、地元野菜を焼いて食べたり、お肉を食べた。もちろん、ビールは欠かせない。それと、両親とたくさん話をした。親子水いらずの時間、、、あと、どれくらい一緒に過ごせるのだろうか。貴重なひとときだった。
夜空に広がった星を見て、あー、今自分はここにいるんだなと改めて感じた。
2100には布団へ。
明日は、しっかり走るぞ。